ペリオテスト
ぺリオテストはドイツ・シーメンス社がチュービンゲン大学とフラウンホーファー情報科学研究所の協力を得て開発した、歯の動揺度を測定する装置です。測定の原理はハンドピースから一定速度で打ち出されるタッピングヘッドが歯面にぶつかり反発する速度と時間の変化を測定し、マイクロコンピューターで－８から＋５０までの約６０段階に数値化したものです。数値が少なければ少ないほど歯の動揺は少なく、骨と強固に結合していると推測されます。天然歯の場合は１０以下、インプラントの場合は０以下が好ましい数値とされます。
ぺリオテストは検査に際し組織を傷つけず痛みも伴わない上、客観性・再現性に優れていることから継続的に測定することにより
①歯周病の経過観察
②義歯やブリッジの効果の判定
③インプラントや歯の移植の予後の判断
④歯牙の動揺・脱落を招く咬み合わせの悪習癖の早期発見
等に有用な情報を与えてくれることが期待されます。
