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小田急線藤沢本町駅前

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智歯抜歯に伴う不快事項

 いろいろな理由で親知らず(智歯)を抜歯していた方が好ましい場合があります。しかし親知らずの抜歯は普通の歯の抜歯と異なり多くの場合骨や歯を削ったり割ったりして取り出す必要があります。そのため抜歯に伴い様々な不愉快な症状が発現します。その主なものを下に列挙しますがこれらは親知らずの抜歯に特有の比較的頻度の高い症状で、これ以外にも外科処置一般に共通する様々な症状・リスクが稀ですが発現することがあります。
        
1 頬部から下顎に「おたふく風邪」のような強い腫れがでます。腫れは通常抜歯後2~3日にピークとなり、一週間ぐらいで消失します。
智歯抜歯後頰部腫脹

2 しばらく口が開きづらくなります。これは口をあける筋肉が抜歯に伴う炎症の影響で硬直する結果生じるもので、これも一週間ぐらいで消失します。
智歯抜歯後開口障害

3 なお痛みに関しては痛み止めで充分抑えられますので心配はいりません。
4 頬に黄色の出血斑が生じる場合があります。これは抜歯創に生じた内出血中の血色素が流れてきたもので、下方に移動しながら徐々に消退し、抜歯後3~4週間で完全に消えます。
智歯抜歯後内出血斑

5 口角部に荒れがしばらく残ることがあります。
智歯抜歯後口角炎

6 極めてまれですが抜いた側の下顎にしびれや感覚の鈍麻、マヒがでることがあります。これは智歯の奥に走っている神経が抜歯に際して圧迫されたり、傷ついたりすることが原因で、1度生じると神経は回復に時間を要するため、症状が半年から1年以上残ることがありますが、必ず元にもどります。またこの部位の神経は感覚神経で運動神経ではないので顔貌がゆがんだりすることはありません。最初申し上げた通り発生頻度は1%未満と極めてまれではあり、ほとんど無視しうる確率ではありますが、0%ではない点ご了解頂きたいと思います。 

 なお緊張感の強い方は安全で麻酔との併用効果の高い笑気吸入鎮静法でリラックスして治療を受けることが可能です。