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小田急線藤沢本町駅前

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〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢3-3-3

インプラント治療についてHEADLINE

 
 当院でのインプラント治療の一般的な流れは以下のようになります。
 まず歯を失いインプラントを含む各種の回復方法についてその具体的な方法、メリット・デメリットについてご紹介します(「失われた歯を回復する方法」)。
 次に一歩踏み込んでインプラント治療そのものにご興味があるという方には当資料を用いてその具体的な流れと、別の「インプラント治療に際し起こりうる不快事項」という資料を用いてリスクについてもご紹介します。
 さらに具体的にインプラント治療を検討してみたいという方には「インプラント診査」を行います。この診査にはインプラント治療のリスクとなる全身疾患の有無、モニターを用いた簡単な循環状態のチェック、喫煙や過大な力で咬む習癖、歯周病や顎関節症等の診査を含みます。またCTを用いてインプラント予定部位の骨量・骨質の評価、周辺の解剖学的な問題点の精査を行います。
 以上の得られた資料から、インプラント治療がご自身の歯の喪失の流れを食い止める上でどの程度有効か、ほかの選択肢に較べどの程度優位性があるかを慎重に検討いたします。その上で「インプラント治療説明書」を用意しご説明しますのでそれにご納得いただけるようでしたらここで初めて具体的な手術の予定を組むことになります。
 なおこの「インプラント診査」は有料で5000円+消費税かかりますが引き続きインプラント治療に移行する場合はその費用はインプラントの治療費にまわす扱いとさせて頂いております。


 手術以降の具体的な治療の流れは以下のようになります。

 手術は可能な限り清潔な環境のもと血圧、心臓の状態等をモニターで監視しながら局所麻酔下で行われます。緊張感の強い方は笑気吸入鎮静法を併用し不安感を和らげます。

インプラント手術風景

 手術の具体的な流れは多少のバリエーションはありますが概ね下図のようになります。

インプラント手術の流れ

手術時間は埋入本数にもよりますが、麻酔が終わってから通常1時間程度です。この後必要な場合は仮歯を作ります。 手術後の腫れや痛みは親知らずの抜歯などとは異なり軽く、「痛み止めは念のため一回飲んだ」という程度で十分な方が多いようです。
 手術後一週間で縫合した糸を抜きます。この時点ではインプラントが完全に粘膜下に隠れていたりあるいは頭の部分が出ていたり、更には上の土台の部分まで大きく出ていたりと様々です。どの状態が優れているという事はなく個々のインプラント治療に最も適した術式に応じて決められます。
インプラント手術後

この状態で2〜4か月インプラントと骨が結合するのを待ちます。インプラントの頭の部分あるいは土台の部分が歯肉上に露出している場合はプラークが付着しないよう清掃する必要があります。粘膜下にインプラントが完全に隠れている場合は、粘膜上に露出するようなボタンをインプラントに装着し粘膜の治癒を待った後土台を装着します。インプラントと骨の結合がぺリオテスト等で確認できれば土台を装着します。

支台装着後のインプラント

土台が装着されました

 土台の上から最終的な型を取り完成物を装着します。

上部構造物装着後のインプラント

白い歯を被せて出来上がりました

 
完成体は人目に触れる前歯部分では自然な形態を重視しますが、奥歯については予後への影響の大きい清掃性に配慮した形態とします。
 この後は義歯・ブリッジあるいはご自分の歯で行っているような定期検診を、同様に半年に1回程度行っていきます。

費用
 
 インプラント治療に要する費用は「インプラント埋入費」と「上部装着物」の合算となります。
 インプラント埋入費は1本260000円(+消費税)、上部装着物費は種類により下記のようになります。
 銀合金冠          70000円(+消費税)
 ハイブリッドセラミック冠  70000円(+消費税)  
 金合金冠・金合金前装冠   120000円(+消費税)
 メタルボンド冠       120000円(+消費税)
 磁性維持装置        80000円(+消費税)
 なおこれらは通常の歯の被せ物と共通しますので具体的には「歯全体を覆うように修復する場合の修復材料について」をご覧下さい。
 骨幅・骨量が不足し骨増生が必要な場合は、骨増生手術費用として別途1歯相当分につき5万円(+消費税)程度必要となります。又、上顎洞が発達しインプラントを植立する骨の厚みがない場合上顎洞底挙上術により増骨処置を行なった場合も1歯相当分につき5万円(+消費税)必要です。 
 なおCTの撮影・診断料等は上記インプラント埋入費に含まれます。歯冠装着後必要によりレントゲン撮影、投薬等を行う場合は実費を申し受けます。

 
保証

 半年に1度程度の定期健診によるメインテナンスを続けられているにも拘らず、通常の使用でインプラントの破損、脱落が生じる場合は最終装着物セット後7年以内は無償で修理、再埋入を行います。その際、骨増生術等が別途必要な場合はそれにかかる実費を申し受けます。なお装着後7年以内であっても当院が閉院のやむなきに至った場合は、その時点で勝手ながら保証期間は終了とさせていただきます。


 インプラントは修復物を装着した時点が最良の状態で、以後徐々に劣化していくものである点はブリッジや義歯と本質的に変わりません。そのようなインプラントをより長く良い状態で維持するには時々刻々に変化する口腔内でインプラントに悪影響を及ぼす歯周病、力のアンバランス、虫歯、修復物の破損等を視診・ペリオテスト・レントゲン検査等で早めに見つけ出し対策をとるという事が何よりも重要です。その意味でご自分の歯と同様定期検診は極めて重要ですので、インプラント完成後も定期的な管理を続けられるようおすすめします。